新型コロナ感染拡大の影響で、市内の文化イベントが中止になる中、44年の歴史を持つ「豊橋演劇鑑賞会」の舞台公演も、3月・5月例会とも延期になりました。公演の中止・延期により、劇団にとって存続の危機に陥り、鑑賞会にとっても文化活動がストップし、会員を大幅に減らしました。
緊急事態宣言が解除され、このほど7月例会より感染対策を徹底して当日の準備が行われました。今回 「劇団文学座」を豊橋にお迎えすることが出来たことは、会員の1人として万感の思いでした。
そもそも日本の文化予算がフランス、韓国など諸外国に比べ10分の1程度です。2020年度では1,067憶円、国家予算の0.1%にすぎません。
コロナ対策でも芸術・文化団体への補償はなく、限定的な支援金に留まっています。鑑賞団体には 一切の支援はありません。
現在文化施設はコロナ対策のため収容人数を定員の50%以内に定めています。これによりステージ数を増やしての対応で、上演料や会場費もかさみ活動を困難にしています。今後、公共施設使用料の減免等、豊橋の文化・芸術活動を応援していくための対策が必要です。