7月7日と13日に第6次総合計画等策定等調査特別委員会が開かれ「第6次豊橋市総合計画(案)」について議論されました。
総合計画というのは、自治体の最も基本となるまちづくりの計画で、豊橋の場合2021年度からの10年間のまちづくりの基本的な方向と施策や事業を総合的な体系に示すものとして作られます。
総合計画は「基本構想(理念)」と「基本計画(政策)」そして「実施計画(事業)」の三段構成で成り立っています。今回の計画では、この基本構想と基本計画の案が議会に示されました。
基本構想では、まちづくりの「基本理念」として「私たちがつくる未来をつくる」というスローガンが示され、そして市民一人一人の行動理念として「自立」「挑戦」「共生」というキーワードが挙げられました。
さらに8つの「めざすまちの姿」が挙げられて、それぞれに基本計画で政策が示されていくという構造です。市政にかかわるすべての分野を網羅したものですから、大変ボリュームのあるものです。
市議団としては、市民が市政をつくるという視点はよいものの、「自立」というキーワードが、市が市民を支える役割を軽んじるような響きがないかなど、懸念するところを指摘しました。
また、各分野の政策について、コロナを踏まえた危機管理や、自給率の向上をめざすこと、ジェンダーの視点を盛り込むことなどについて確認をしました。これからの豊橋の在り方を大きくとらえて、市民が主人公の市政運営ができるような議論を進めます。