8月17日、市民文化会館において、党市議団の主催で「市政シンポジウム」を開催しました
パネリストには「ユニチカ跡地住民訴訟原告団」の宮入興一さん、「新アリーナ建設ちょっと待っての会」の佐藤清純さんをお招きし、ユニチカ、新アリーナという、今話題の二つのテーマについて、お話をいただきました。
宮入さんは、ユニチカ跡地問題の経過と、地裁、高裁の判決についてのポイントを資料をもとにお話しくださいました。
「(土地代の全額を求めるようにという)一審の判決は100点か、90点。高裁判決も、市民の声を無視できないという結果」「市民の運動があってこそ。市政に対して市民が声を上げていくことは大事」と強調されました。
佐藤さんは、新アリーナの建設の動きをつかんでから、繰り返し市にも説明を求めてきたけれども、まともに説明がなされないことにへの怒りを表明されました。「市民がないがしろにされている」と感じてきたそうです。「署名に取り組んだら、思いもよらない広がり方をした」「佐原市長の市政運営には大きな問題がある」と発言されました。
シンポジウムでは、市議団の中西みつえがコーディネータをつとめ、鈴木みさこがユニチカ跡地の今後の開発やまちづくりについて、斎藤ひろむが新アリーナの経過がアベノミクスに端を発している企業の利益のための事業の流れに載ったものであったことなどを報告しました。
一連の報告から、いずれの課題にも、佐原市長の市民をないがしろにする姿勢が浮き彫りになっていること、そして市民が主権者として声を上げていくことが大事だということが、共通して語られました。
会場からの質疑応答や発言も豊かに交わされ、ユニチカ、アリーナ問題を端緒として、「市民の手による市政を」という気持ちが広がる企画となりました。