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高齢者施設における新型コロナウイルス検査の徹底を求める申し入れを行う

浅井市長に申し入れ

日本共産党豊橋市議団は、浅井市長に、高齢者施設で新型コロナウイルスの検査を定期的にするように求める「申し入れ」を行いました。

新型コロナウイルスは、「無症状の感染者が感染を広げる」という特徴があります。高齢者施設では、利用者が感染した場合の重症化リスクが高く、職員も多くの人と接することもあるために、全国的にも高齢者施設のクラスターが増えています。職員と入所者に、定期的に繰り返しPCR等の検査を行うことで、無症状の感染者を見つけ、隔離・治療することが感染拡大に効果があります。

懇談で市議団は、市内の高齢者施設からの声も紹介して、実施を提案しました。浅井市長は「効果がどうか。先行して実施してる自治体もありますね」と応じましたが、取り組みについては明言されませんでした。

党市議団は、引き続き、全国の経験も学びながら要請をすることとしています。


2021年2月18日

豊橋市長 浅井 由崇 様

日本共産党豊橋市議団

団長 斎藤 啓

高齢者施設において無症状感染者を見つけるために新型コロナウィルス検査を徹底することの申入書

新型コロナウィルス感染症の拡大防止に全力を挙げておられる市長はじめ職員の皆様に心からの敬意を表します。

豊橋市内のコロナ感染症の陽性者が2月に入って1000人を超え、高齢者施設でクラスターが発生するなど、依然として、厳しい状況にあります。全国的に見ても、いま、感染症のクラスターは「飲食関係」よりも、「高齢者施設」で増えている状況にあります。

新型コロナウイルスの特徴は、無症状の感染者がいることであり、感染拡大の防止には、無症状感染者を早期に発見することが必要となります。そのため、クラスターのリスクがあるところでは、定期的に繰り返し、全ての人に検査を行うことが、感染拡大の未然の防止に大きな力を発揮することになると考えます。

とりわけ、高齢者施設においては、いったん陽性者が発生したら、たちまち施設内に感染が広がりやすく、利用者には基礎疾患等の重症化リスクが高い特徴があります。また、利用者は複数の施設を利用している場合もあり、感染の拡大にもつながります。

現にクラスターが発生した市内の高齢者施設では、介護が必要な利用者が自宅待機となったことにより、家族の中で感染を広げてしまった例もあります。

厚生労働省は、2月4日付で、検査による感染の早期発見が重要だとして、「高齢者施設の従事者の検査の徹底について」との事務連絡を出していますが、豊橋においては3月中に1回だけの検査を行う方向と伺っています。しかし、無症状感染者の発見には定期的に繰り返しの検査が必要だと考えます。

豊橋市の感染拡大が深刻化する中で、陽性になった方がすぐに宿泊療養施設に入れず、自宅待機となったり、入院待ちを強いられるというケースも生まれています。これ以上の感染拡大を抑えるために、下記の諸点を実施いただくよう申し入れます。

  1. 高齢者施設において、従事者と利用者の全員に、定期的に検査をおこなってください。
  2. 高齢者施設については、入所系サービス施設にとどまらず、ショートステイ、通所や、訪問系のサービスの従事者、利用者についても対象とした検査をおこなってください。

以上

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