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浅井新市長 初の予算議会を振り返って(斎藤ひろむ議員)

豊橋市議会 3月定例会報告

斎藤ひろむ

この三月議会は、浅井新市長によって初めて編成された「令和3年度予算案」はじめ、市長の公約にもとづく議案がいくつか、議論をされました。

議会の特徴は、「選挙を争った市長と議会の多数派とのガチンコ」でした。市長が公約などに掲げて提案した「小学校給食費無償化」「多選の自粛条例」「ユニチカの賠償金の扱い」の三点について、議会の多数が修正あるいは否決をしたのです。予算が議会側が減額修正したのは、実に60年ぶり。市長提案の議案が否決をされたのは豊橋市議会史上で初めてのことでした。

給食費無償化については、市長の選挙における中心公約の一つです。多くの市民の歓迎の声が上がっていたところに、「ねらいや対象があいまい」などの理由で、無償化をやめる修正案がだされて、通されてしまいました。

市長の多選自粛は、条例でこの先のすべての市長に多選の自粛を迫るものであったため、日本共産党豊橋市議団としても、憲法に保障された人権の一つである「被選挙権」を制約するものとして、反対をしました。

ユニチカ跡地への賠償金26億円は、市長は「コロナ対策と産業振興」に使う基金に積み上げる予定でしたが、「コロナ対策」部分を切り離した制度にし、産業振興のみに使うという修正が、自公などによってすすめられました。

今回の三月議会の様子は、明らかに選挙のしこりを引っ張って、市長と議会多数派が張り合っているかのようにも見えました。

日本共産党豊橋市議団は、浅井市長の提案のすべてがよいとするわけではなく、一つひとつ市民の目線から「是々非々」 の立場で対応することとしています。「市民にとって何がよいか」を基準に、丁寧にことを前に進める態度が求められているのではと感じる三月議会でした。

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