8月下旬のコロナ感染第5波では全国で医療崩壊が進み、自宅療養を余儀なくされた患者が、必要な医療につながれずいのちを失うという事態が相次ぎました。
豊橋市においても新規感染者が連日100名を越し、自宅療養者数が最大671名まで増加しました。そのような危機的な状況の下、保健所の現場は、自宅療養者への電話での健康観察や必要な医療につなげるなどの対応に追われました。体調が変化する自宅療養者に迅速な対応できないケースも発生し、また、外国人感染者も急増する中、通訳システムが混雑し疫学調査が長時間に及ぶことも発生しました。
第5派の状況を踏まえ保健所の職員を増員
そこで、第5波の状況を踏まえ、健康観察を行う看護師5名と、外国人患者に対応するポルトガル語通訳者1名を新たに配置されることになりました。
感染第6波に向けた豊橋市の対応
◎自宅療養者の健康観察を強化するため、パルスオキシメーターを増やし1000台にする。
◎クラスターを早期に発見するため、濃厚接触者以外の方が使用する検査キットを備える。
◎3回目のワクチン接種に向けて、システム改修などの準備を進める。
現在、豊橋市の感染者数は一桁台になりましたが、まだまだ今後のコロナ感染拡大が心配です。感染第6波に備え、医療・保健所体制の強化、大規模検査の実施などが必要です。市民のいのち、健康を守る取り組みを引き続き求めていきます。
(中西みつえ)