7月24日、豊橋市は新型コロナウイルス新規感染者数が過去最多となる721人が確認されました。7月13日に200人となってから10日あまりで3.6倍となり「第7波感染急拡大」といえる状況です。翌7月25日には豊橋市より感染の詳細と、浅井市長から市民のみなさんへの緊急メッセージが発表されました。
感染の詳細内容について
- 愛知県では非常に感染力の強いオミクロン株BA.5系統への置きかわりが進んでいます。
- 発症時には、発熱、喉の痛み、頭痛、倦怠感などが見受けられます。
- 本市では、10歳未満、10代の感染者が多く、50歳未満が全体の83パーセントを占めています。
- 7月20日時点の市立学校の学級閉鎖等の状況は19校(小学校15校・中学校4校)でした。
- 7月に入り、市内の幼児教育・保育施設などで計4件のクラスターが発生しています。
- 感染者の99%が軽症の自宅療養者でありますが(7月25日現在)、重症化リスクの高い方を中心に入院患者が増えています。
- 感染者の増により、休日や急夜間の救急外来にも影響が出ています。
最新の療養状況について
過去最多の陽性者数を記録してからも、連日400~600人台の陽性者数が続いています。
市では1週間ごと感染者の療養状況を発表していますが、7月31日現在、入院患者数は55人から139人、宿泊施設入所数は39人から50人、自宅療養患者数は2266人から3222人へと急増しています。
専用病床拡大のため1病棟閉鎖へ
感染急拡大に対応するため、現在の病床数28床を38床に増やすことになりました。1病棟(50床)を閉鎖し、専用病床を拡大しますが、それに伴い緊急を要しない予定手術の一時延期等の対応をとっていくことになります。
コロナ感染第7波の状況から、市民病院や保健所の現場のひっ迫によって、必要な医療などが市民に届くのか非常に心配となっています。
市議団として、現場への聞き取りを行い、検査の拡充、医療・保健体制の強化を求めていきます。