国は今年12月2日から現行の健康保険証の発行を終了し、マイナ保険証による受診の義務化を進めようとしています。
「マイナ保険証」のテレビCMが流れ、窓口で取得をすすめる薬局・病院もあります。「今後どうなるか市のホームページを見てもわからず不安」という声も届いています。
そこで、国保加入者について、現時点でわかっていることをお知らせします。
協会けんぽ、健康保険組合などについては、保険証の有効期限がそれぞれ違いますが、国保同様、マイナ保険証を持たない人には「資格確認書」が交付されることになっています。
Q:マイナ保険証を持っていないと受診できなくなる?
A:そんなことはありません。2024年8月の保険証更新時に2024年9月1日から2025年12月1日まで使える紙の保険証が各自に送られます。
Q:2025年12月2日以降はどうなる?
A:有効期限を1年とする「資格確認書」がすべての対象者に送られます。(申請は必要ありません)
Q:2024年12月2日以降に転入・退職などにより国保に加入の場合は?
A:健康保険証は発行されません。「資格確認書」が交付されます。
24年3月現在全国のマイナ保険証の利用率は5.47%です。
それにもかかわらず、国は利用促進に躍起になっています。すべての国民が安心して医療を受けられる保障は、紙の保険証を残すことです。
6月議会で、マイナンバーカード、マイナ保険証についてさらに詳しく聞きます。
(鈴木みさ子)