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小中学校から救急車で市民病院に搬送されたら、親に5400円の負担が?!

カテゴリー: 政策関連, 齋藤ひろむ

私の次男坊も小学校五年生になりました。
今年度は、私も四年ぶりに小学校PTAの役員になって、子どもたちの学校をよりよくするために、保護者の皆さん、教職員のみなさんといっしょになってがんばります。

先日行われた、PTA総会後の学校説明会で、校長先生が「子どもが学校でなにかあったときは、学校の判断で躊躇なく救急車を呼びます」とおっしゃられていました。
実はその時「ん?」って思ったんです。
そんなの、当たり前ですよね?って。
そのわけが、わかりました。

実は、救急車で運ばれる病院によって、保護者の負担がかかってくるんです。
豊橋は小学生は入院・通院ともに、医療費は無料です。
学校のケガの場合、日本スポーツ振興センターの保険も適用になります。
ところが、たとえ大きなけがでもなく、大丈夫という診断でも、運ばれた病院によっては、そこで課せられる「選定療養費」というものが、保護者の負担になるんですね!

この四月からは、200床以上の大病院の選定療養費が、「五千円以上」と厚生労働省が定めてきたために、豊橋市民病院でも紹介状なしの初診の場合、5400円がとられます。
これが、なんと、救急車で搬送されても、重傷で入院に至らなかった場合には、患者の負担として請求がされてしまうんです。
子どもであっても!
学校からの救急車の搬送であっても!!
(ほかにも、病院によって1080円など設定があるところもあります)

つまり、校長先生のお話は、「万が一のことを考えて市民病院に救急搬送された場合は、保護者のみなさんに5400円の負担がかかりますので、よろしくお願いします」ということだったんですね…。
「子どもの命には代えられない」のは当たり前ですが、それが保護者の負担になるっていうのは、どうなの?って思いませんか?
全国のすべての自治体が実施している、(県・市町村の制度です)子ども医療費の無料・軽減制度の趣旨に照らしても、ね。
・日本スポーツ振興センター(学校の事故の保険扱うところですね)の対象にする
・国、県が負担する
・市町村(教委)が負担する
…など、本来は行政側がなんらかの手当をすべきことではないでしょうか。
これは、国会や県議会、市議会などでも、対応を検討していきたいと思います。

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