豊橋市の策定する「豊橋市いじめ防止基本方針」について、福祉教育委員会で、取り上げられました。
私たち日本共産党豊橋市議団としては、今回の豊橋の「基本方針」は、国の定めた「いじめ防止対策推進法」にある、「いじめの禁止」「厳罰化」「家庭の責任の強調・おしつけ」などの大きな問題点とくらべると、ぐっと色合いが代わって「いじめを起こしてしまう子どもたちの実態に寄り添ったものである」という評価をしています。
何より、いじめを「どの集団にも、どの児童生徒にも起こりうる問題である」ととらえて、早期の発見・認知と、対応を基本としていることや、「配慮が必要な児童生徒の背景を理解して指導にあたる」として、いじめる側の子どもたちへの教育的な指導配慮にも目を向けていること、さらには他県・他市より突出していじめの認知件数が多いことを、「いじめに対する理解が進み」「感度が高まった現れ」と位置付けて、いじめの件数が少ないことをだけをみて評価することはしていないことも大事です。
実際のいじめの当事者の子どもたち、そして親御さんは、もちろん、子どもを学校に送り出してる年代の皆さんには、気になることがいっぱいだと思います。
発達途上の子どもという存在にかんがみて、いじめがどこにでも起こりうるという立場で、子どもの様子をしっかりと見、いじめを許さない学校をつくること
いじめてしまう子には、教育的な観点からのしっかりとした指導を
いじめられている子がいればいち早くつかんで、守ること
そういう対策を貫いてほしいと思います。
斎藤ひろむ