ロシアのウクライナへの侵攻を契機に、さらに燃料、飼料穀物、肥料、資材価格の値上がりが農家の経営を困難にしています。飼料・肥料・資材の入手すら困難な状況もあり、農家の経営に大きな影響を及ぼしている状況です。今後において、それらの価格が下がる気配もなく、まだまだ値上がりが続く心配があります。農家は生産物に経費の値上がり分を転嫁もできず、また生産物に対し高値が付く状況もありません。このままでは、ますます農家の経営は破綻してしまいます。
コロナ、ウクライナ危機で輸入に頼る日本の食糧生産と供給体制の脆弱さが露呈しました。37%に低下した日本の食料自給率は危機的です。この間、国はコロナ、物価高騰の下、農家支援策を講じてきていますが、支援策には条件もあり補助の割合も7割で十分ではありません。足りない分の支援が自治体に必要です。
豊橋市としてもこの9月議会に支援策を打ち出し予算化してきていますが、家畜飼料、肥料原料に留まり、十分とは言えません。農家の経営を守り安定した経営の継続のために、燃油価格、農業資材についても支援を求める声を受け止め、請願は採択するべきです。