被爆者の皆さんがとりくむ「被爆者行脚」に同行させていただきました。
毎年、愛知県下の被爆者の皆さんが、各自治体を回って、被爆者の皆さんのもつ要望を行政に伝えて回答をもらい、懇談をするというものです。
今日の豊橋では、愛知県の被爆者の団体「愛友会」と豊橋市の被爆者の団体「豊睦会」の皆さんが参加されました。
被爆者の皆さんが豊橋市に要望したのは、非核都市宣言をしてほしいこと、「核兵器廃絶国際署名」に市長や議長に協力をしてほしいこと、「核兵器禁止条約」の早期実現に向けて市としても取り組んでほしいこと、平和教育の充実、被爆体験を語る機会を学校につくってほしいこと、被爆二世に向けた独自の健康保持の支援などなど。
平和教育などで従来の取り組みなどの紹介もありましたが、残念ながら署名などの協力は得られず、非核都市宣言も、100周年の時におこなった「平和・交流・共生の都市宣言」がしてあるもの、ということでした。
同行していた、愛知県原水協副理事長の安間慎先生が、先日の国連での核兵器禁止条約をめぐっての日本の態度やについてのことや、豊橋市長も参加する平和市長会議が「国際署名」にも「禁止条約」にも賛同し、日本政府の態度に批判的であることなどなど、核兵器をめぐる情勢をわかりやすく話しながら、「ぜひ市長にもそういった背景もお伝えしてください。」と迫りました。
日本共産党豊橋市議団からも、核兵器がいよいよ国際社会で「違法」とされる方向になっていること、被爆者のみなさんの高齢化の下でぜひ被爆の実相を伝える仕事に市がさらに力を入れてほしいこと、六月の議会で核兵器廃絶の意見書を市議団として提案し、全会一致で意見書が成立したことなどを発言させてもらいました。