愛知県原水爆被災者の会(愛友会)の取り組む、「2017年度県内被爆者行脚」に同席させていただきました。
被爆者の皆さんが、愛知県下の自治体に要望をあげていく取組みで、豊橋でも市内に住む被爆者のみなさんが、毎年要望を出しています。
今年は、国連で核兵器禁止条約が採択をされ、ノーベル平和賞にICANが選ばれるという、核兵器をめぐっても歴史的な激動の年の中での被爆者行脚です。
市へは、ヒバクシャ署名への協力や、平和行政の推進、被爆者への援護施策などを要望しましたが、残念ながら豊橋市は、署名へ協力はしないということでしたし、今年度からは、被爆者の皆さんの特別健診への補助金も削っています。
平和教育や、平和行政として取り組んでいることもあるものの、今日の新しい世界の流れにそった、前向きな取り組みを強く期待します。
原水協副理事長の安間先生がこんなことを発言してました 「核兵器の廃絶や、被爆者にかかわることを、なにか「政治的なもの」と見るようなふしがある。けど、核兵器の「非人道性」が指摘されて、廃絶をという流れが産まれているということ。被爆者のみなさんの中にも政治的には多様な考えがあるが、核兵器をなくすことは当然のことと思う。そういう意味では、安倍政権こそ、偏向していると私は思う。」
まったくの同感です。
豊橋市も、ぜひ、核廃絶の普遍的立場を貫いてほしい。
核戦争阻止と、核兵器の廃絶、被爆者の援護・連帯 その三つのテーマがますます普遍性を持っていることも確認できる機会となりました。
(斎藤記)