鈴木みさ子議員
豊橋市内のコロナ感染症の陽性者が2月に入って1000人を超えました。
高齢者施設のクラスターの発生により、施設の利用者や職員、家族などに次々と感染者が広がったことが、その要因の一つと考えられます。12月以降、蒲郡市、豊川市でそれぞれ1か所、豊橋市2カ所の高齢者施設でクラスターが発生しています。
医療体制がひっ迫しており、宿泊療養施設も入所待ち状態が生じています。自宅待機中に症状が出て入院が必要となっても、「県と調整できるまで入院待ち」となり、血中酸素濃度や熱を測りながら不安な日々を過ごしている方もおられます。往診体制はありますが。
高齢者の自宅療養の場合、ご家族は、おむつ交換、食事の世話や徘徊の見守りなど「決死の覚悟」で介護にあたっており、そこから感染が広がるケースもあります。だからこそ、高齢者施設や医療機関では、定期的なPCR検査が必要だと、豊橋市の例が示しています。(2月5日 記)
高齢者施設職員全員にPCR検査を実施することになりました!
全国で高齢者施設でクラスターが多発していることから、緊急事態宣言が出ている10都道府県の高齢者施設の全職員のPCR検査が実施されることになりました。費用は全額国の負担です。各施設は、3月末までに実施し、実施状況の報告を厚生労働省に出すことが求められています。
日本共産党は一貫して定期的に職員・入所者全員のPCR検査を求めてきました。職員だけでなく施設入所者・利用者全員の検査が、感染拡大や重症者の発生を抑えるためにはどうしても必要です。引き続き求めていきます。