豊橋公園に計画されているアリーナの予定地が、災害リスクを伴う場所であることがわかりました。
愛知県が定めた、豊橋公園の北側を流れる朝倉川の「家屋倒壊等氾濫想定区域」が、アリーナの建設予定地にかかる可能性があるのです。県のホームページに公開されている「豊川水系豊川下流支川 浸水予想図(家屋倒壊等氾濫想定区域(河岸浸食))」で確認すると、
→こちら(愛知県のHP)
朝倉川の「家屋倒壊等氾濫想定区域」が武道館全体にかかり、芝生広場や旧市民プールの前の駐車スペースの半分ほどにまでかかっているということが確認できます。
「家屋倒壊等氾濫想定区域」とは、想定される最大の大雨等によって堤防の決壊などが起こり、氾濫流や河岸浸食によって家屋の倒壊・流失をもたらす可能性のある地域のことです。
行政は、さまざまな災害リスクを想定し、地域住民や行政が、必要な対処をするために、「ハザードマップ」を作成しています。
「豊川水系豊川下流支川 浸水予想図(家屋倒壊等氾濫想定区域(河岸浸食))」 もこの「ハザードマップ」の一つです。
わかりやすく言うと、愛知県が「想定される一番の大雨が来たら、この範囲まで家屋が倒壊する可能性がありますよ」という地域として指定し、公表しているわけです。
そんな危険な場所とされている場所に、アリーナの建設をすることが可能なのでしょうか?
日本共産党豊橋市議団は、あらためて「豊橋公園でのアリーナ建設は白紙に戻し、総合体育館の老朽化過密化への対応は、市民のみなさんとともにしっかり議論して検討をすべきだ」と、市に迫りたいと思います。