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議会の矜持が問われている

カテゴリー: 活動報告, 齋藤ひろむ

市議団長の斎藤ひろむです

来週の19日20日に、豊橋市議会では三つの常任委員会が開かれます。
私の所属する総務委員会では、「豊橋市シティプロモーション推進計画(案)について」というテーマが上がっています。
しかし、この委員会開催には大問題があります。
日本共産党豊橋市議団として、委員会開催の延期を主張してきました。

その理由は、この「豊橋市シティプロモーション推進計画(案)について」が、16日までの任期で退任となる、佐原光一市長の決済にもとづく資料になるからです。
市長選を踏まえ、17日からは、浅井よしたか新市長の就任が決まっています。
そして、総務委員会は19日に開かれます。
就任直後のさまざまな引継ぎ実務が目白押しの中で、新市長が資料を吟味し、OKをだす、あるいは、訂正をするタイミングは、十分にはとれません。
この先の市の仕事の方向性をしばる「〇〇計画(案)」の類について、退任される市長の決裁資料にもとづいて開く委員会など、意味はないではありませんか。

実は、議会側には、当局(副市長)から、委員会の開催日程の延期などの検討の申し入れがありました。
議長は、「委員会開催は、各委員会の正副委員長の判断だ」とし、各委員会の正副委員長があつまって検討をしたのです。
そして建設消防委員会は、延期を決めました。
しかし、昨日と今日と、総務委員会と環境経済委員会の各派代表者会議がそれぞれ開かれ、自民党と公明党が開催を主張し、開催を決めてしまったのです。

あえて、「市長の交代を挟むタイミング」で委員会を開く意味はなんなのでしょう。
わたしには、当局への嫌がらせをしているようにしか見えません。
開催を主張する会派は、「委員会は議決ではなく調査研究なのだから、今用意された案を議論して、その後新市長のもとで訂正があったなら改めて議論すればよい」と言いました。
しかし、そんなことなら、新市長がチェックし、必要なら訂正してから委員会を開催すればよいだけのことです。

委員会の議論は、資料に基づいて質疑を行います。
仮に「ここにある〇〇について、市としてどういう考えで行うのか?」という問いがあれば、答弁する職員は、当然市を代表して答えます。そうでなければ、答弁を受ける意味がありません。
でも、それは、新市長の考えに、きちんと沿ったものだと、確信をもって、言えるのでしょうか?

まして、今回の委員会は、新市長が就任後に開催をされるもの。
4階(市長室)には、新市長がいながら、その市長がじっくりと吟味できてないような資料を議会で取り上げて答弁をさせ、あとから「訂正がありました」なんて馬鹿げたことをさせるつもりでしょうか。

このことは、議会としての矜持が問われる大問題だと思っています。
「議会日程を決め、そこに資料を出してもらい、議員が質していく」…それは、いわば、当たり前に議論をするための「土俵をつくる」ということです。
その土俵の上でどんな相撲を取るかは、議員それぞれが当局との真剣勝負をする場であり、どんなに激しくても構わないことです。
しかし、相手が準備できていない状況であがらなくてはならない土俵をつくろう、なんて姿勢は、議会人として私はあまりに情けないと思います。
自民党と公明党は、そうした矜持すら持ち合わせていないのでしょうか?

私は、今回の議会の行為は、新浅井市長にはもちろん、退任される佐原市長にも大変失礼なことだと思っています。
退任をされる市長が、続けるつもりで行った仕事は、「代わる」ことが分かった時点で、触らずにそのまま奥へとしまうのが、当たり前の礼儀ではないでしょうか。

今回の選挙結果を受けて、おそらく議会と市長との緊張関係は様々なところで起こると思っています。
私は浅井氏を、自主的に支援はしましたが、市長与党はならないということは、当初から明確にしています。
しかし、議会の運営を公正に行うこと、行政から独立してる議会としての権能を保つこと、そして何より豊かな議論ができる環境をつくること…そこに、議会人として全力を挙げるべきだと思っており、今回の委員会開催については、まったく、不当だと思っています。

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