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視覚障害のみなさんの、豊橋市への申し入れに同行しました

カテゴリー: 活動報告, 齋藤ひろむ

 愛知視覚障害者協議会(愛視協)のみなさんの、豊橋市へ要望に、日本共産党豊橋市議団として同行しました。

 今回の申し入れは、豊橋市内に住む女性が市役所を利用した際に、視覚障害者に十分な配慮がなされていないと感じたことを受けての要望です。
 市民の方が経験したことは、大きく二つ。 一つは、市役所前電停から市役所までの点字ブロックが、大変わかりにくかったり、途切れたりしているところがあるということ。
 もう一つは、豊橋市の総合窓口で、視覚障害のある方に対して、指さしで「あっち」「こっち」と指示をされて、どこに窓口があるかがわかりにくかったということです。
 市民にとって障害の有無にかかわらず、公共施設が利用しやすい環境であることが大事ですので、ぜひとも改善を図っていただきたいということで、お話をしてきました。

 要望の前に「豊橋駅から市電に乗って市役所まで行く」という行程をご一緒させていただいて、視覚障害者の視点での「まちなかウォッチング」もしてきました。
 実際に歩いてみると、点字ブロックはここそこで見かけるものの、決して視覚障害の方に歩きやすいまちとはいいがたいことがいろいろあることが発見されます。
①市電の駅から横断歩道までに点字ブロックがない
②1号線の横断歩道に点字ブロックがない
③歩道の点字ブロックが宅地に寄りすぎてる
④豊橋公園前のT字路は視覚障害の方には危険すぎる
⑤点字ブロックに沿って行くと市役所への道のりは複雑
⑥公会堂の前を通って、公会堂の敷地内からいくと市役所への点字ブロックは途切れる
⑦市役所敷地内の点字ブロックのコース上に車止めが近くて危険な場所がある
⑧敷地内の点字ブロックは、JIS規格より前のもので、誘導ブロックも警告ブロックもわかりにくい(※)
(※)点字ブロックは、まっすぐ歩くところにある誘導ブロックと、曲がり角などにある警告ブロックの2種類があります。JIS規格でどういう形が適切か定められているんですね。初めて知りました。

 要望では具体的に一つひとつのことをお伝えしました。
 回答では、市として、すぐに改善できるものは対応するということ、予算が大きくかかるものなどは、検討させていただきたいこと国道一号線など、市の管轄ではないものは(警察や国交省や県)、市からもお伝えするが、直接もぜひ申し入れてほしいということ、などが話されました。

 大きな二つ目の、窓口の対応です。
 豊橋市は「豊橋市における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応要領』というものを定めています。(全国の自治体すべて同様なものを持っていると思います)
 それに基づいて、障害者の方への対応をきちんとするように定められています。
 年に一度、研修で、この中身を確認されているとのことでしたが、総合窓口は「外部委託」となっているため、徹底できていなかったということでした。 それ、OUTですよね。 仮に委託していても、公共の仕事としてやってもらっているのですから、ちゃんと対応をしてもらうように、業務としても指示する必要があるでしょう。(委託の契約の中に入っているのかは、確認してもらうことに)今後民間企業もこうした対応が義務化されることにもなってます。
 今後は、きちんと対応できるようにすると約束をしてくださいました。

 今回私も市役所から豊橋駅まで一人で点字ブロックを追いかけて歩き、駅からみなさんと一緒に市役所まで移動してみて、視覚障害のみなさんがいかに、不自由を強いられているかを、痛感しました。
 点字ブロックは限られたところにしかないし、途切れたり古くなったり汚れたりしているものも多いです。
 一ヶ所だけ、お店の荷物が点字ブロック上にはみ出している残念な状況も見受けられました。
 音声の案内は聞き取りにくいことも多いし、駅前デッキの点字の掲示板は、そこにあるよ、という音声の案内もなく、土ぼこりで真っ黒でした… 愛視協の会長さんが市との懇談のときに「点字ブロックには、三つの役割があると思っています。形で全盲の方の誘導と、色で弱視の方の誘導、そして晴眼者(健常者)の方に、「視覚障害の方もまちにいますよ」というアピール」とおっしゃられていて、ハッとしました。

 私たちは、日頃すごすまちが便利かどうか、自分の目線で見ていますが、障害を持っている人たちにとってどうかはほとんど気にすることはありません。
 しかし「誰にとっても」という目線は、欠いてはいけませんよね。点字ブロックの上に立ち止まったり、荷物を置いたり…ということも、そうしたことへの認識不足から生まれているのですから。
 今回半日かけてお付き合いさせていただき、たいへん勉強になりました。

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