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3・11によせて

カテゴリー: 齋藤ひろむ

今年も3月11日が巡ってきましたね。
東日本大震災の被災者のみなさんへ、あらためてお悔やみとお見舞いを申し上げます。

東日本大震災は、自然災害と、防災減災にかかわる私たちの認識へ、大きな変化を促すものでした。
人の知見と技術を、どんなに高めても、抗いきれない自然の驚異がある、ということ。
その中で、日常的な災害への備え、発災直後、そして発災後の復旧復興に至るまで、まだまだできることもあるし、取り組まなければならないこと。
私は、「命を賭して」それを伝えてくださった先人のみなさんへの敬意を感謝を忘れず、学び、実践室つけなければならないと思っています。

そして、今なお「当たり前の生活」が取り戻せていない人たちが、たくさん残されていることを忘れるわけにはいきません。
東北地方の避難者はいまも4万人超いらっしゃいます。
とりわけ、福島第一原発の事故による避難者は、今も故郷に戻る展望が得られない人がたくさんいらっしゃるわけです。

すべての人が、故郷を取り戻し、人間らしい幸せな生活を送れるようになるまで、国と自治体の仕事は続きます。
そして東京電力の責任はまぬがれません。

「10年という節目」と言われます。節目節目に、しっかり振り返ることは大事なことだと思います。
けれども、未解決の問題があるということをしっかりと刻んで、あくまで「道半ば」という自覚をもってことにあたることも、私たちに求められていると思っています。東日本大震災を、決して「対岸の火事」にはしないという決意を、この機に刻みます。

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